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2007年08月08日
アヴァロン

アヴァロン
攻殻機動隊、イノセンス、ハチクロ・アニメ版の監督としておなじみ、押井守の映画。
近未来。下手すると脳を破壊された文字通りの廃人になる可能性すらあるネトゲ、「Avalon」に熱中する人々。「隠れキャラを見つけて倒せば幻のレベルにチャレンジできるんだぜ」という噂を聞きつけた主人公アッシュは再びパーティーを編成し、クエストへと挑んでいく…。
最初観た時は「なんでClass Realで人が死んだ時エフェクトがかかるんだよ!そんなのリアルじゃねぇよ!」という変な憤りを感じたものだが、今回再見して「ああ、違ったのだな」と。
どんなにリアルであっても、Class Realもあくまで主人公にとってはゲームであり、だからこそエンディングで自分の信じる「現実」へと帰っていく。要はどんなに魅力的であってもヒーローは現実に立ち返って行くもんなんだぜ、という事だったんですよね?これはある意味、エヴァやマトリックスと同じテーマと考えて良いんでしょうか監督…。
マーフィーがClass Realこそが現実、と考えてそこで生活していくことを決意したのを見るにつけ、現実は自分が決めた現実に住めばいいじゃんというメッセージにも受け取れなくは無いが、アッシュはあくまで主人公。やっぱり主人公の行動こそが大きな意味を持つ、というのが物語の物語たるゆえん。本物のリアルにおける最大の特徴というのは実は「主人公の不在」という事なのでは無いか…とか思った。
投稿者 mozi : 2007年08月08日 00:52